この記事では、付き添い入院の持ち物や入院費について説明します。
突然「今から入院できますか?」と聞かれても慌てないために、30分で用意できる持ち物リストも作りました。
- 子供が突然入院に。持ち物は?
- 24時間付き添いの実態は?
- 入院費用は高いのか心配…
子供が突然入院と言われると、親はショックと驚きでいっぱいなのに、すぐに付き添い入院の準備が必要ですよね。
近所の小児科で血液検査結果が悪く、そのまま大きな病院で受診。
数時間のうちに入院まで決まったので、本当に時間がありませんでした。
しかも、検索して出てきた持ち物リストは助かったけど、足りないものも。
この記事では、実際に付き添い入院を経験したママが、30分で準備完了できる、あってよかった持ち物リストをご紹介します。
[cat_box01 title=”付き添い入院持ち物リストまとめ”]
- 30分で用意するにはリストを活用
- DVDプレーヤーが便利
- 親のご飯を買えない時も→インスタント食品要
- 入院費用は2回とも1万円以下
[/cat_box01]
子供の付き添い入院持ち物リスト。30分で用意できる
突然、付き添い入院が必要になった時、「30分で準備できる持ち物リスト」をまとめました。
ちなみに、1歳になる直前の息子が、感染性胃腸炎疑惑で入院した時の持ち物リストです。
子供の持ち物 | 親の持ち物 |
パジャマ(前開き+上下別の甚平が◎) | 部屋着 |
オムツ、お尻拭き | (交代出来ない場合)入浴用品 |
タオル | インスタント食品 |
歯ブラシ、歯磨き粉 | 飲み物、マグカップ |
箱ティッシュ(ウェットティッシュ) | 化粧品、基礎化粧品、洗面用具 |
スプーン、マグ、紙エプロン、コップ | 食器用洗剤、スポンジ |
ミルク(哺乳瓶) | 洗濯洗剤(旅行用小分け) |
離乳食レトルト、おやつ | 常備薬(目薬、のど飴、サプリ) |
DVD、おもちゃ、絵本 | |
爪切り |
子供のパジャマは上下別、赤ちゃんなら甚平が使いやすい
入院中はパジャマがあれば、1日中個室や大部屋のベッドで過ごすので、普段着は必要ありません。
- お腹が緩くてうんちが漏れる
- 点滴で尿量が増えてオムツが漏れる
- 解熱剤を飲んで汗をかく
と、あっという間に着替えが足りなくなります。
上下別のパジャマであれば、もう少し応用が利きました。
診察をする時にさっと開けたり、点滴を付けてても着せやすい、前開きや甚平タイプが使いやすいです。
ちなみに、下着は余り使いませんでした。
病院は夏場も冬場も割と涼しいことが多いので、むしろ重ね着できるものがある方が便利です。
赤ちゃんの場合は、オムツ・おしりふきも必須
お尻拭きは、ウェットティッシュとしても使えるので、多めに持って行ってください!
フェイスタオルは洗い替えに数枚、バスタオルは借りても良し
入院した2つの病院共に、バスタオルは不要でした。
そのため、息子は身体をホットタオルで拭くだけ。付き添いの親も、決められた最後の時間帯だけ入れました。
2回目は、バスタオルとフェイスタオル、セットでレンタルしました。
付き添い入院中は、ずっと点滴をされていることが多いので、できる限り起きている時は不安な子供に付いていたいもの。
それに、親もかなり精神的に疲れるので、レンタルできるものは、物を減らして楽をするために、積極的に借りましょう。
フェイスタオルやハンドタオルは、手洗いや洗濯機で洗う時の、洗い替えに数枚あると安心です。
歯ブラシ・歯磨き粉
「しんどい時に歯磨きは可哀想かな?」と思い止めていましたが、熱が下がった後は使いました。
甘いシロップのお薬や、デザートに果物も出ていたので、持ち物に入れておいても、悪いことはありません。
箱ティッシュ(ウェットティッシュ)
箱ティッシュやウェットティッシュは、必需品です。
- 食事をベッドにこぼした
- 目やにを取る時
- 鼻水をかむ
意外と色んな場面で必要だったので、箱ティッシュは必ず多めに持参しましょう。
自分の家ではないため、ふとした物が無くて困るのが病院です。
売店にいつでも買いに行ければ良いけど、子供が小さいとお昼寝中にコッソリ行けるかどうか。
手もお尻も拭けるお尻拭きは便利です。
でも、ウェットティッシュもあれば、薬を飲んでこぼした時、お茶が服に付いた時など、もっと使い勝手が良かったです。
スプーン、マグ、紙ナプキン
離乳食期の赤ちゃんは、何かとこぼすものです。
エプロンは、使い捨てタイプがマストです。我が家はいつも、ビブスターを使っています。
- 首周りのテープが丈夫
- 汚れなければ複数回使える
- 防水加工で染みない
1枚約20円と少し高めでも、各段に親の手間が減ります。
ミルク(哺乳瓶)
- 点滴だけで食欲が無い時
- 離乳食を食べない時のデザート代わり
- 母乳に近いミルクで子供も嬉しくなる
と、普段母乳の子でもミルクがあると、いざという時役に立ちます。
離乳食レトルトとおやつは、入院で退屈している赤ちゃんの気分転換に
コンビニにも離乳食は売っておらず、偶然持参したランチボックスのお陰で助かりました。
赤ちゃん向けのおやつも、病院内コンビニには売っていないことが多いもの。退屈している赤ちゃんのためにも、持って行く方が良いです。
DVD、おもちゃ、絵本
しんどい時はぐったりしている赤ちゃん。元気になると、かなり暇を持て余します。
テレビ有料でしたが、DVDプレーヤーは無料。「DVDを持ってこれば良かった…」と思いました。
「無いよりかはマシ」程度の効果だったので、絶対にDVDプレーヤー・DVD一択です。
爪切り
数日〜数週間入院すると、赤ちゃんの爪はすぐに伸びて、顔を引っ掻いてしまいます。
私は持ち運びも便利なコンビの爪やすりを愛用していますが、主人に後日持って来てもらいました。
親の部屋着
最初は私服に着替えていましたが、一緒にベッドの中で寝転ぶことも多く、固いジーンズでは高いベッドの乗り降りが大変。
病室の外にも出られる、部屋着兼外着のような服が、楽だし使い勝手もよいです。
入浴用品
2回目の入院では入浴が出来たので、トラベル用のシャンプーや、基礎化粧品を持って行きました。
貸し出しは病院によりますが、あっても有料。家にあることが多いと思うので、持って行くと安心です。
インスタント食品
「子供が寝ている時に出かけて良い」と言われても、しんどそうな子供を一人病室に残すのは少し不安ですよね。
心配性なのであまりコンビニに行けず、インスタント食品で済ませることもありました。
余っても消費出来るので、入院期間の目処がたたない場合は、ある程度準備していくと重宝します。
飲み物、マグカップ
給湯室や個室には、お湯があることが多いです。
子供が寝た時に、一息ついてコーヒーや紅茶を飲めると、少し気分転換にもなりました。
化粧品、基礎化粧品、洗面用具
急いでいると意外と忘れがちなのが、自分の身支度用品です。
私は家に帰った時にシャワーと洗顔をしていたので、退院の日しか使いませんでした。
食器用洗剤、スポンジ、洗濯用洗剤
常備薬(風邪薬・のど飴・目薬)はマスト
予想通り固いベッドでは寝られず、親も熱が出たり、風邪をひいたり。
- 風邪薬
- いつも飲む常備薬
- のどのイガイガに効くヴィックス
- 疲れ目に効く目薬
などがあると便利です。
子供の付き添い入院の費用と現状【体験談】
【子供や赤ちゃんが入院すると、24時間付き添いが必要】なことは、意外と知られていません。
子供の入院が決まった時に、看護師さんに付き添いが必要か尋ねると
「赤ちゃんの場合は、24時間付き添いをお願いしています。」と言われました。
付き添いの証明書にも、「小児の不安が強いため」と書くように、指示を受けました。
私が付き添い入院を経験した2回ともに、「子供はもうすぐ1歳」まだ小さい赤ちゃん。
さらに高熱でぐったりして、ずっと点滴を繋がれている姿は、本当に可哀想でした。
ですが入院前はお腹が痛いからか高熱からか、夜眠れず20分〜数時間おきに起きては激しく泣いていました。
ここからは、これから付き添い入院を経験される方へ向けて、入院経過と親が大変だったことの経験談を記載します。
心構えとして先に読んでおくと、ギャップが減ったり、事前準備ができるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
[cat_box01 title=”付き添い入院体験談まとめ”]
- とにかくベッドが固くて眠れない
- 結果、親も風邪をひく
- 入院費用は保険適用
- 5日前後で3千円~5千円
[/cat_box01]
子供の付き添い入院1日目〜感染症疑惑で個室隔離〜
38-40度の熱が5日間下がらず、午前中に近所の小児科で血液検査を実施。
通常1以下のCRP(炎症反応)が10以上あり、白血球も多く、何らかの感染症が疑われました。
アデノウイルス・尿検査も実施しましたが、ここまでの高熱が出る原因は分かりません。
大病院へ移るなり、始まるのは入院手続き。書類をたくさん書いて、血液検査に点滴…と、あっという間に進んでいきます。
個室に移ってからは、お腹も緩く便はオムツから漏れ、鼻水も酷く目やにまで出ていたので、看護士さんに吸引を頼んだり。
わずか30分間、自宅に荷物を詰め込みに帰った以外は、入院手続きと息子のお世話で、気づけば半日が過ぎました。
子供は、咳も頻繁に出ていたので、夜中も20分起きに咳き込んでは、何度も起きていました。
この日は血液検査で
- インフルエンザ
- ノロウイルス
- ロタウイルス
ではないことは分かりましたが、原因は分からず仕舞い。
原因が分かってから治療した方が良いものの、炎症反応は高いので、一旦抗生物質を投与することになりました。
「赤ちゃんの付き添い入院は、突然起こり得る」と分かっていたので、2回目はスムーズに持ち物準備も、夫婦間の連携もできました。
炎症反応に加えてお腹も壊していたので、感染症の疑いがあるとの診断。診察時以外は、個室から出られませんでした。
親のシャワーの時間も、1番最後の時間帯のみと指定され、寝ている時に入ることも出来ませんでした。
子供は部屋の外には出せないので、気軽に病院内のコンビニにも行けません。
ベッドは鉄柵で、息子は何度も頭をぶつけては青痣を作っていました。
寝ている間にコンビニに行く15分間も「もしも目覚めて泣いて点滴が絡まったら、頭をぶつけたら…」と心配でした。
子供の付き添い入院2日目〜親の発熱〜
2日目は抗生剤が効いたのか、咳の頻度も目やに・鼻水の量も少し減ってきましたが、まだ症状は続いていたので吸引はしていました。
小腸のエコーは問題無く、治りかけの様な若干の中耳炎があると言われましたが、高熱の原因とまで思えないとの診察でした。
息子の風邪が移ったのか、それとも夜中寝られかったからか、38度の熱が出て朦朧としていました。
でも夫は仕事があるので、日中交代もできず。2日目の晩は、泊まりを交代してもらい、私は自宅でゆっくり寝られました。
翌朝交代して、主人は仕事までの間寝ていました。
このように、とにかく親が寝られないから体力も消耗する、負のスパイラルが辛かったです。
子供の付き添い入院3日目〜子供は元気に〜
とても元気につかまり立ちをして、ベッドの中で動き回り、咳・鼻水・目やにも減ってきました。
この日も私は微熱があったので、泊まりは夫に交代してもらいました。
「昨日よりは寝たかな?」という感じで、主人もあまり寝られておらず、親の体力は日に日に削られていきました。
いつ退院出来るか目処が立たないから、「あと何日!」と終わりをカウントダウンできず辛かったです。
夫婦ともに風邪をひいていたので、なるべく栄養が取れそうなお弁当などを選んでいると、1日2千円弱もかかりました。
子供の付き添い入院4日目〜
でもまだ、血液検査の結果は白血球1.2万(通常1歳前後は高くて1万ほど)、炎症反応目安のCRPは2.85(通常1以下)と完治はしておらず。
子供の付き添い入院5日目〜退院〜
5日間点滴を打った針の跡は、退院後1週間経過しても痛々しく残っています。
でも、家に帰れることが何より嬉しかったです。
子供の付き添い入院が必要になったら、まずは持ち物確認を!
赤ちゃんや子供の、24時間付き添い入院は突然やってきます。
まずは焦らず数日間はしのげるように、持ち物リストを見て準備をしてください。
次は親御さんが心身共に元気で、赤ちゃんをサポートしてあげる、これに尽きます。
あとは、親御さんも体調を崩した場合に備えて、常備薬を忘れずに持参するのもポイント。
付き添い入院の体験談が、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
育児が疲れた【0歳】原因と対処法。ママの時間を確保する秘訣6選
ワンオペ育児便利グッズ18選!50万課金した育児グッズオタクが厳選