この記事では、転勤族妻でも、夫の転勤に振り回されず、正社員のままキャリアを継続してる体験談をお伝えします。
- 転勤族妻の生き方は?
- 正社員を諦めるべき?
- 子供のタイミングは?
- 単身赴任はどうする?
生活面からキャリアまで、転勤族としてどう生きていくか、本当に悩みが尽きないですよね。
悩みは尽きないし、正解も分からないなりに、2人の息子を育てながらも、妻の私も正社員としてキャリアを継続しています。
この記事では、新卒で入社した会社で、夫の転勤に帯同して働き続けている体験談と、今後の展望についてお伝えします。
転勤族の妻としての生き方に悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
[cat_box01 title=”転勤族妻の生き方まとめ”]
- 【配偶者帯同制度】子連れに不向き
- 夫婦二人家族なら最適
- 在宅ワークへシフト予定
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もちろん、金銭面・新たな出会い・就職活動が不要なことなど、会社の恩恵も受けています。
一方で、出産後は「子供を一番に働きたいから、単身赴任はしたくない」気持ちが強くなり、在宅ワークへの転換を準備しています。
転勤族妻の目線から、おすすめの在宅ワークは別記事にまとめているので、こちらもぜひ読んでみて下さい。
転勤族妻の生き方を考える。まず単身赴任するかどうか
転勤族妻の生き方として、まず初めの大きな分かれ道は【単身赴任するかどうか】ですよね。
特に子供が小さい内は、まだ親が必要な時期であり、夫婦一緒に育児をすることで、家族としての一体感も生まれます。
デメリット・メリットの両側面から、順に説明していきます。
[cat_box01 title=”単身赴任のデメリットまとめ”]
- 夫側が忙しく家族のケアはできない
- コミュニケーションが取れない
- 子供が転勤を嫌がる可能性大
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[cat_box01 title=”単身赴任のメリットまとめ”]
- 生活環境が変わらない
- 自分の時間が持てる
- 旅行感覚で楽しめる
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単身赴任のデメリット
結婚して子供が産まれるまでは、単身赴任を選択して、半年ほど別居婚の期間もありました。
単身赴任は言い換えれば、夫は新たな職場環境で1から関係を築くことになるので、夫側は自分のことで精一杯です。
毎日顔を合わせていないと、家族のケアまで出来ませんでした。
新たに任された仕事や環境で、忙しくストレスフルな時に、毎日家族と電話したり、親身に気遣ったりする余裕はありません。
さらに、今は子供が小さいですが、大きくなり自我が芽生えると、「転勤したくない、友達と一緒に居たい」と言い出す可能性も。
私の父は仕事に注力するタイプで、幼少期にほとんど家に居なかったので、思春期に何か言われても響きませんでした。
さらに厄介なのが、知り合い0からの人間関係。
子供の幼稚園や支援センター、ご近所付き合いは、既にコミュニティができているから、新たに入りにくいものです。
ただ、2-3年後には異動するから…と割り切って、仲良くしたい人が居れば親交を深めるスタンスが摂れる人は、楽しめます。
単身赴任のメリット
子供が学校や習い事などで忙しくなり、親の手がかからなくなれば、単身赴任もメリットがあります。
単身赴任のメリットは、夫以外の生活環境が変わらないことです。
子供が産まれる前は、夫が新たな環境で忙しくしていたので
- 友人と楽しい時間を過ごす
- 講座を取得して自己啓発
- 職場の人と関係を深める
など自分のやりたことに、自由に時間を使えました。
転勤族妻の選べる生き方【配偶者帯同制度】体験談
夫が単身赴任を選択するかどうかに加えて、転勤族妻の生き方で、とても悩むのが【仕事と家庭をどうするか】ですよね。
結論から言うと、各家庭の考え方により、何を優先するかは変わります。
とはいえ、全く未知な状態で妄想ばかりしても机上の空論だし、自分が何をしたいかも分かりません。
色んな意見を聞いた上で、自分と考えが【合う・合わない】判断を積み重ねて、決めていくとスムーズです。
私は【配偶者帯同制度】を利用して、入社して10年間、夫の転勤があっても同じ会社で働き続けています。
でも、いずれは在宅ワークにシフトするつもりで、準備しています。
実際に制度を利用して感じた、デメリットとメリットを、順にお伝えしていきます。
[cat_box01 title=”【配偶者帯同制度】デメリットまとめ”]
- 募集回数が少ない
- 単身赴任期間が半年~1年発生
- 家賃や光熱費も2倍に
- 異動できる確約は無し
- 子を持つタイミングが難しい
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[cat_box01 title=”【配偶者帯同制度】メリットまとめ”]
- 経済的安定
- 会社繋がりで関係を築きやすい
- 職探しや面接が不要
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配偶者帯同制度を利用して、感じたデメリット4選
現在、新卒で入社した金融機関で、夫の転勤についていける【配偶者帯同制度】を利用しながら、働き続けています。
- 夫の転勤に伴い勤務地変更できる
- 異動は1年に1~2回の会社が多い
- タイムリーに異動可な会社は少ない
制度がある会社の方が少ないので、この話をすると「良い会社、羨ましい」と言われますが、私は不便さを感じています。
体感値ですが、転勤族のご主人との結婚を機に辞める人も、まだ半数は居ます。
理由は4つあります。1つ目は募集頻度。
年に1~2公募の会社が多いので、夫の転勤後、最短でも約半年後の合流になります。
理由の2つ目は、毎回新卒同様に戻ることです。
所属部署もメンバーも変わる。つまり、新天地では知識は新卒同然なのに、社歴だけは進んでいきます。
正直、かなりの上昇志向で、同じ会社でキャリアを築く覚悟が無いと、しんどいです。
そして3つ目、制度はあくまでもあるだけ、異動できる確約はありません。
そのため、働きぶり・周囲からの評価・上司や人事との関係…
上司の推薦を得るために、新しい場所で常に120%の全力勝負が求められます。
その上、色んな要因で結果は左右されるので、不確定な要素がいつまでも消えません。
最後は、子供を産むタイミング。
「制度を利用するからには、着任後すぐに産休に入られたら困る」というのが、会社側の考えです。
職場メンバーに迷惑をかけて、「何のために異動してきたの?」と思われると、働きにくくなります。
でも【配偶者帯同制度】を使うか悩んだり、転勤族妻の生き方を考えるのは、子供を産むか迷う20~30代の方が多いですよね。
夫の初めての転勤の時、私は当時28歳。しかも第一子は残念なことに流産に。
流産した当時の気持ちは、別記事にまとめていますので、気になる方はぜひ読んでみて下さい。
キャリアを最優先にして、後から「子供が欲しかった」と後悔することが一番嫌だったので、異動後約1年で産休に入りました。
異動後1年弱ではありましたが
- 会社の行事に積極的に参加
- 頼まれごとは快諾
- 業務が欲しいとアピール
- 新たな業務にも貪欲に挑戦
真摯に向き合っていると、ありがたいことに、職場メンバーと良好な関係を築くことが出来ました。
このように、夫の転勤にも負けずに、正社員のポジションを守るためには、水面下でかなりの制約があり、努力も求められます。
しかも、これだけ頑張っても、2回目の出産と昇進のタイミングが被り、昇進の機会を逃しました。
夫の転勤は3-4年に一度。
その間に、元々いるメンバーよりも成果を出して、出産のタイミングと被らず昇進するのは、至難の業です。
【配偶者帯同制度】を利用して感じた、メリット3選
一方で、【配偶者帯同制度】には、もちろんメリットもありました。
やはり一番のメリットは、経済的余裕です。夫に加え、妻も正社員で働いてると、家計も精神的な余裕も生まれます。
2つ目は、会社の繋がりです。
「同じ会社」という繋がりだけで親近感が湧き、仲良くなれるきっかけになります。
見知らぬ土地で、知り合いゼロからのスタートの転勤族には、ありがたい接点です。
最後は言わずもがな、転職・再就職活動が不要なことです。
もちろん【配偶者帯同制度】も、面接やエントリーシートはありますが、転職や就活に比べると、ハードルは低いです。
夫婦2人であれば、単身赴任状態が半年~1年続いても、別居婚期間はお互いに好きなことに打ち込める、と割り切って楽しめます。
転勤族の妻の新たな選択肢。キャリアプランを自ら創る
転勤族妻の生き方として
夫の単身赴任をどうするか
配偶者帯同制度の体験談
について、お伝えしました。
【配偶者帯同制度】では、子供を優先に働き続けるには限界を感じているので、現在私は【在宅ワーク】にシフト中です。
家族が大事なご家庭ほど、在宅ワークのメリットを感じられます。
在宅ワークがおすすめな理由は、別記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。