この記事では転勤族の妻が里帰りすべきか、それともしないで乗り切るか、2度の出産を里帰りした私の経験談からお伝えします。
里帰りするならした方が楽なのは分かってるけど……
- 出産時夫が立ち会えないんじゃないか
- 親の負担が重くなると、機嫌が悪くなりそう
- 子育てに関して親と意見が割れそう
実際に里帰り出産してみないと分からないことも多く、決め手にかけますよね。
私は2回里帰り出産をしたけど、もしも3人目を授かったら里帰りはしないと決めてます!
里帰りのメリットもデメリットも経験した2児の母が、実体験から赤裸々に経験談をお伝えします。
里帰り出産するかどうかの参考に、ぜひ最後まで読んでみてください!
転勤族は里帰りすべきか?里帰り出産のメリット
転勤族妻は身寄りが近くにいないので、里帰り出産するかとても悩みますよね。
私も四国→北陸に2回、里帰り出産しました。
しかも2回目の出産時は切迫早産で大変だった…!
結論、親が若くて体力があり、母親以外の家族も一緒に住んでいて人手が足りているなら、里帰り出産することはおすすめです。
まずは里帰り出産して良かったと感じる点を5つ挙げていきます。
①家事の負担軽減
調子が悪いと時は、3-5分置きにお腹が張り、母が病院の送り迎えや家事をしてくれて、とても助かりました。
里帰り中はお腹の張りを理由に、恥ずかしながらたまにご飯を作ることと、食器洗い位しかしていませんでした。
大きなお腹で動きづらい時や張りが頻繁な時、家事をせずに休めたのはとても助かりました。
また母と一緒に出かけることが多かったので、出先でお腹が張りだしたり腹痛が起こっても、一人じゃないので心強かったです。
②一人時間を楽しむ、好きなことができる
子供が産まれると一人の時間が無くなるから、好きなことをしたら良いよ!
と先輩ママさんからアドバイスをもらいました。
私の場合は母と仲良しなので、ランチに行ったり、赤ちゃんグッズを揃えたり、お買い物に行ったり、セミナーに行ったり、仕事を手伝ったり…と色々思い出が作れました。
産後はやはり赤ちゃんに付きっ切りなので、時間がある里帰り中に今までやりたかったこと、やりたいけれども後回しにしていたことが、出来ました!
もしも旦那さんの転勤先に居たら、旦那さんが仕事中は一人きりで、大きいお腹で行ける場所は限られるし、出かけるのも億劫になって、きっとここまで楽しめていませんでした。
③産後体力低下が著しい時、助けてもらえる
子供が産まれてからは、寝不足・眩暈・吐気・親指の腱鞘炎など、身体の節々が限界を迎えていました。
腱鞘炎で指が痛くて沐浴がしんどい時、弟が代わりに入れてくれました。
新生児の内は思う様に寝てくれないので、常に寝不足が続きます。
思っているよりも母体に疲れが溜まるので、ある日眩暈で倒れた時には、母が身の回りのことを全てしてくれて、私は赤ちゃんのお世話のみに力を使えました。
里帰りしていなかったら、ご飯は出来合いの物を買ってくれば何とかなりますが、旦那さんが留守の間は心細かったと思います。
④育児の大先輩、実母(義母)が居てくれる安心感
特に初産の時は育児が初めてでわからないことだらけなので、育児を終えた実母がいることはとても心強かったです。
育児で迷う場面
- ゲップが出ない
- 吐き戻しが多くて心配
- 次の授乳まで時間を開けるべきかどうか
このように、小さい疑問は毎日溢れるほど出てきます。
結局、決まった正解がある訳ではないので、子供の様子を見ながら少しずつ自分も一緒に成長するしかないです。
でも不安な時や迷った時に、実母が一緒に悩んでくれたり、自身の育児の経験談を聞かせてもらえると安心できました。
⑤共同体の中で子育てが出来る
家族という共同体(=夫婦以外にも刺激をもらえる存在がある)の中で子育てをできるメリットも感じました。
実家の家族にも、息子にもお互いに良い変化がありました!
息子が実家の家族にもたらした変化
- 里帰りを終えても、母は寝ぼけて息子の部屋に挨拶しに行った
- 実父がとても寂しそうな顔で息子を抱いていた
- 実弟が「息子が居ないと寂しい」と言っていた
全部て息子が産まれる前は考えられなかった反応です。
息子が家族の中心になり、特に実母は毎日「可愛い、可愛い!」と、私と一緒になって息子を愛でてくれました。
夜はみんなが帰ってきて沐浴を協力してしてくれたり、泣き止まない時には交代で抱っこして、私が晩御飯を食べれるようにしてくれたり…。
とにかく人手が沢山あり助かり、更には可愛がってくれて、幸せな思い出が沢山出来ました。
常に家の中に誰かが居ることで寂しさも感じない結果、夫への連絡頻度が減りました。
里帰り出産中は「電話しよう!」と意気込む、もしくは息子の授乳中に暇が出来たらテレビ電話をする程度だったので、夫は寂しかったと思います。
転勤族が里帰り出産するデメリット
転勤族が里帰り出産するメリットはたくさんありますが、第2子・第3子と子供が増えるとデメリットも増えてきます。
私は次出産するなら里帰りしないつもりです。
里帰り出産のデメリット
- 夫が父になるタイミングが遅れる
- 実家にずっと居たくなる
- 実母との育児方針の乖離
- 家族への気遣いに疲れる
①夫が寂しがる、父になるタイミングが遅れる
実家の家族と楽しく過ごしていた私は、夫への連絡も減り、実家ライフを満喫していました。
そんなある日のテレビ電話で、息子を見た夫が「いいなあ。もちろん子育ては大変だと思うけど、一緒に居る幸せには代えられないよね」と言い…
この言葉を聞いて私は「里帰り先から旦那さんの元へ早く戻ろう」と思いました。
後日聞くと夫は「育児に置いていかれる」とも思っていたそうです。
私は子供を産んだ瞬間から子供中心生活となり母となりましたが夫は最初実感も無く、夜中オムツを変えるだけでもため息をついたりと、まだまだ自分が中心だったように見えました。
②実家から帰りたくなくなる
日中も赤ちゃんと二人きりではなく誰かと話せて、しんどくなると代わってもらえて、家事やご飯づくりもお手伝い程度で許される実家は、居心地が良すぎました。
産後眩暈と吐き気に苛まれたことを理由に、産後3か月強実家に居ようと思っていましたが、旦那さんが寂しそうにしている姿を見て、お宮参りを終えた2か月経過したタイミングで帰りました。
最終的に帰る時期は、ご自身の体調と心の状態で決めることをお勧めします。
私と息子の体調がもちろん一番大事。帰って来て二人とも体調悪い何てことになると可哀想だし、何のために帰って来たのか分からなくなる
③育児方針が異なる場合がある
先ほど心強いと母のありがたみを書きましたが、一方で私は医師や助産師さんに言われた方法を試したいけれども、母は自分の経験からそんなことは良くない、とぶつかる場面もありました。
例えば赤ちゃんの保湿です。
病院では乳児性湿疹が出来たら、石鹸で顔を洗い保湿をするように習いましたが、母は「保湿は絶対に要らない。」と頑なに否定していました。
母の子育てしていた時代とは違い、今は保湿することでアトピー予防になったり、肌バリア機能を高めると説明しても、「かさついていないのならば保湿する必要は無い、肌再生の力があるのにどうしてそれを遮るのか。」といつも否定されました。
沐浴を手伝ってもらう手前、私も母の前では保湿剤を塗れず、「私の子供なのに、どうして母が育児方針を決めるのだろうか」と思う気持ちもありました。
④両親に気を遣う
やはり自分がアラサーになると、父母は50-60歳になっているので、夜間救急で病院に行く時も、母を起こすのは悪いと考え、結局一人でタクシーに乗って病院へ行きました。
母は優しいので「なんで起こしてくれなかったの!」と言うことは分かっているのですが、私も申し訳ない気持ちがありました。
その点、旦那さんと一緒に住んでいれば、遠慮なく起こせて、きっと車で送ってもらえたと思います。
体調を崩して眩暈で立てなくなった時も、夜中でしたが母を起こすのは憚られ、結局一人で洗面器を横に置いて吐気と闘いながら乗り越えました。
緊急の時は、旦那さんが居た方が頼りやすいです。
また、我が子は最初夜泣きが酷く、母も夜中鳴き声で起きてしまい眠たそうでした。
息子が夜中7時間泣き叫んだ時には、父も弟も翌日仕事があるので申し訳なく、旦那さんの元に帰ろうかと思いました。
⑤自分や子供を中心に生活出来ない
旦那さんと2人であれば、子供の沐浴時間は子供の睡眠サイクルや食事時間から計算して、常に子供を最優先に出来ます。
ですが、実家の家族は自分たちの生活があり、そこに少しの間だけ赤ちゃんがいます。
「翌日仕事があるから〇時までに沐浴を済ませたい。」「今日は21時になっても沐浴をしないのか。」等、子供の時間に合わせて全てを勧めるのは難しく、歩み寄りが必要です。
母の友人が来てくれたこともそうです。
会いに来てくれるのは嬉しい反面、私は午前中寝ていたいけれども、先方の都合を優先されて午前中に来られることも良くあり…
産後は疲れているので、少しもやもやしました
転勤族妻は里帰り出産できるならした方が良い、ただし両親との関係性による。
2回里帰り出産をしましたが、親との関係が良好ならおすすめです!
産後は数時間置きに赤ちゃんのお世話をする、体力が限界ギリギリの生活が続きます。
日中夫がおらず、一人で家事育児全てをこなすのは、余りに母体に負担がかかりすぎることを考えると、デメリットよりもメリットが勝ります。
帰る時期も、出来る限りゆっくりスケジュールを組むことをお勧めします。
私は1か月検診の直後に体調が悪くなったので、やはり一般的に床上げと言われる4~6週間後からが良いです。
心は元気でも、慣れない育児に寝ない新生児の寝かしつけ、睡眠不足と、母の体調が悪くなる素因は沢山隠れています。
許されるのであれば、産後しばらくはご実家で自分が思うよりもゆっくり過ごし、子供が寝ている時に一緒に寝てください。
万全の状態で帰ることにより「もっと居たかったのに。」と名残惜しい気持ちも無く、自分に余裕も生まれます。
健康で元気な奥様とお子様と旦那さんが再開することで、お互い気持ち良く再開出来るはずです。
後はご夫婦間での話し合いが必要です。
里帰り先でお母さんは忙しく、ご主人は単身赴任の様に一人になるため、意識的にお互いを大事にする気持ちを意識的に持たないと、夫婦生活にも影響を及ぼしかねないと感じました。
我が家は産前はとても仲が良かったのですが、私には可愛い可愛い息子が居て、正直なところ、旦那さんは二の次になっていました。
実家は快適で帰りたくなくて、帰ることを伸ばしていた自分に気がつき、少し無理をしてでも帰る時期を早めました。
そして、里帰りが許される環境にある方は、ご家族に悪いと思わず、差し伸べられている手は全て両手で掴んでください。
「年を重ねた両親も疲れているから申し訳ない」と、私も何度も思いました。
ですが、里帰りから帰ったら旦那さんが居ない日中は、掃除・洗濯・ご飯の用意・子供のぐずりに付き合うことも、全て自分一人でしなければいけません。
帰った時に全て一人で出来るようにと、心の準備も含めて沢山家事をしていた結果、体調が返って悪くなってしまいました。
ワンオペ家事育児を恐れていた私ですが、夫の力添えもあり、帰ってからもリズムを掴めてきました。
安心してください、帰ってからは絶対何とかなります。
不安だとは思いますが、せっかくのマタニティライフを最大限楽しんでくださいね!
みんなが読んでる人気記事