こんなお悩み多いですよね…!
こんにちは、まめもち(@mamemochi124)です。
私も実際に体験するまで、本を読んでも会社の規則集を見ても、いまいちぴんときませんでした。
と言う事で、今回は知っておくと便利な働くお母さんがもらえる健康保険から支給される出産育児一時金と、雇用保険から支給される「育児休業給付金」の請求手続き方法をお伝えします。
- 出産育児一時金の請求方法が分からない方
- 直接支払い制度と産後申請方式、どちらを利用するか迷っている方
- 会社を通して雇用保険請求手続きをすると聞くが、具体的な請求方法を知りたい方
- いつ頃雇用保険を振り込まれるのか、スケジュールを知りたい方
にお勧めの記事です!
Contents
健康保険からもらえる【出産育児一時金】について
出産育児一時金とは?
そもそも、出産育児一時金とはどのようなお金でしょうか。
出産育児一時金=妊娠4ヶ月以降に出産した場合、加入している健康保険組合からもらえるお金
1児につき42万円が基本
※妊娠22週未満、産科医療補償制度に未加入の病院の場合は40万4000円
【直接支払制度】を利用する場合
私の産院は、直接支払制度を導入していました。
その場合、原則直接支払制度を利用します。(健康保険組合と病院が、直接やり取りをして、患者さんではなく直接病院へ支払う制度のこと)
入院中に病院から【直接支払制度を利用し、健康保険組合から病院へ直接42万円を支払うことに同意する書類】を渡されます。
署名捺印すると代理契約の締結を結んだこととなります。
後は、病院と健康保険組合の間で支払いが完了し、患者さんには不足分のみ請求が来ます。
この制度のお陰で合計60万円強の請求が、退院時には20万円強の支払いのみで済みました!
直接支払制度のメリットは、なんと言っても手続きが楽な点です。
また、直接支払制度を導入していない、比較的小規模な病院で同様の手続きを行う場合は、受取代理制度を利用することも可能です。
【産後申請方式】を利用する場合
健康保険組合から本人へ支払うことも可能です。
その方法を産後申請方式と言います。
受取代理制度のメリットは、クレジットカードが使える病院であれば、ポイントを貯めるられることです。
私の産院では、基本的には直接支払制度を利用する様に指示がありましたので、病院によっては、産後申請方式は断られるかもしれません。
しかし、デメリットとしては手続きに手間がかかり、受け取りまでも時間がかかります。
まず健康保険組合に書類を提出し、その後後日振込がありますが、振込までも約1~2か月かかるため、全額立替が発生する可能性もあります。
また、申請書にはざっと挙げるだけでも、下記の様に沢山の項目の記入が必要となります。
「自分で申請する」とは良く聞きますが、実際に何を書くのかまでは、意外と見つからないため、私の場合記載が必要だった項目を以下に記載しておきます。
<本人記載>
- 被保険者番号、氏名、住所、電話番号、捺印
- 出産日、子の名前、続柄
- 産院名、住所
- 費用区分(自費健保・一部健保・夫の健保)
<産院記載>
- 分娩年月日、出産内容、出生児数
- 費用
- 署名捺印
<市町村区長記載>
- 本籍、筆頭者名
- 出生届出日、出生児氏名、出生年月日
- 署名捺印
このように、少なくとも病院と市役所に書類を書いてもらって初めて完成するのです。
産後身体の回復が必要な中、育児に追われる中、市役所へ行くのは一苦労ですよね…。
雇用保険からもらえる、【育児休業給付金】について
育児休業給付金とは?
雇用保険に12ヶ月以上加入している場合、雇用保険から2か月に1回支給されるお金のことです。
他にも、育休中1か月の出勤日数や、育休前2年間に働いた日数等、細かい規定はありますが、基本的には育休を長期取得される方、育休中お給料が支払われない正社員の方は該当するため割愛します。
ひと月当たりの育児休業給付金=労働者の育児休業開始時賃金日額(直近6ヶ月の給与支払総額÷180日)×支給日数(通常30日)の67%
※子供が産まれて6ヶ月経過後は50%へ減額
【育児休業給付金】の請求方法
インターネットで検索すると、よく「会社を通して雇用保険を請求する」と書いてありますが、具体的な振込スケジュールや手続き方法について書かれた記事は中々出てきません。
そこで、私の場合に用意した書類や請求手続き方法をお伝えします。
私の場合は育休に入った翌月に、下記書類の提出を求める文面を受け取り、育休翌月末日までに返送するよう指示がありました。
手続きが終わると、育休開始月(出産日+8週間が属する月)から約3か月後、ハローワークで作成される「育児休業給付金支給・不支給決定通知書」が本人宛に届きます。
必要書類①記載内容確認書兼提出代行に関する同意書
→会社が代行して請求手続きを行うため、雇用保険被保険者氏名・住所・育休産休開始日・直近何ヶ月かの給与額が記載された書面に捺印することで、内容を承認すると同時に、代行申請を承認したこととなります。
必要書類②本人名義の金融機関の通帳のコピー
→振込先確認のため、金融機関名・支店名・口座名義人名カタカナ・口座番号が分かる、通帳のコピーを提出
必要書類③母子手帳コピー
→父母・子の氏名、居住地、出産日、市区町村の証明印が記載されているページを提出
ちなみに、「2か月ごとにまとめて振り込まれる」と良く耳にしますが、これは会社が2か月に一回ハローワークへ申請を行い、本人宛に振り込まれるためです。
ちなみに、本人が希望する場合は1か月に1回申請も可能ですが、会社も申請の手間がかかるため、基本的には2か月に1度が多いです。
※ハローワークの対応状況によって、スケジュールが遅れる場合もあります。
【育児休業給付金】の支給時期
育休中の身としては、お給料が入って来なくなると怖いもの…いつお金が振り込まれるかとても常に気になりますよね。
(例)育休開始月→12月
会社の申請→3月(2か月休業したことを確認した上で、ハローワークへ申請するため)
給付金振込予定→3月下旬~4月下旬
お母さんがもらえる出産・育児関連の給付金まとめ
児童手当や出生届、子供が産まれると申請することは沢山ありますが、今日は働くお母さんがもらえるお金について、私が知っておきたかったことをまとめました。
雇用保険に12ヶ月以上加入していたお陰で、育児休業給付金をもらえて、とても有難いです。
「育休に入って3か月ほど、雇用保険は振り込まれない」ことを知らないと、カードの引き落としや、家計のやりくりとの兼ね合いが難しいです。
私の様に後から気づくのではなく、事前の情報になればと思ってこの記事を書きました!
出産育児一時金についても然りです。
病院の書類に署名・捺印するだけとは知らず、「申請書が必要に違いない!」と思い込み、会社の制度を調べ、作成していたものは、利用するつもりの無い【産後申請方式】の書類でした。
実際の手続き方法をお伝えすることで、皆さんの時間が短縮出来るよう願っています!